就労継続支援B型
アスタ荏田では、労働することを基本に、各種事業等を通じての就労訓練や仕事の提供を目的とし た自立支援を実施しています。
障がいを抱える方における「自立」とは?
アスタ荏田では、日々の労働を通じて障がい者の自立支援を行っていますが、障 がいを抱える方における「自立」とは何を指すでしょうか。
アスタ荏田では、以下に挙げる 3 つの「自立」を、「障がいを抱える方における 自立」として考えています。
経済的自立
自信を持つ
社会的自立
仕事をするという意識
家族からの自立
自己確立という永遠のテーマ
【経済的自立】= 自信を持つ
障がいを抱える方の中には、心身の機能や身体構造、背景要因から社会活動への 参加が制約されてしまい、自分の価値や能力を過小評価してしまう場合があります。
私たちは、自分自身の可能性を最大限に発揮できるように適切な支援を提供す ることが必要であると考えています。
労働によって収入を得ることは、確かな自信につながり、自立に向けて必要なステップになります。この目標は、誰にとっても大切なものです。
【社会的自立】= 仕事をするという意識
社会的な自立は、社会のなかで自分が持つ役割を果たし、他の人々と良好な関係を保ちながら経済活動や社会活動に参加することを意味します。
アスタ荏田では、下部にある3つの事業を通じて支援をしています。
また、ステップアップしていけるように令和3年度から就労支援や就労定着支援を提供しています。
【家族からの自立】= 自己確立という永遠のテーマ
本来「自立」とは、他の援助を受けずに自分の力で身を立てることを意味します。
福祉分野では、人権意識の高まりやノーマライゼーションの思想の普及を背景に、「自己決定に基づいて主体的な生活を営むこと」や「障害を持っていてもその能力を活用して社会活動に参加すること」の意味としても用いられています。
障がいを抱える方の自立は、他からの支援を受けながらも、自己決定し、自分の行為に責任を取り主体性を持つことと考えられます。重度の障がいを抱える方であっても可能な限り自己選択、自己決定できる環境づくりを目指します。
「仕事と工賃」という「自立のツール」
先に挙げた「経済的自立・社会的自立・家族からの自立」を実現させるため、アスタ荏田では、「仕事と工賃(作業に対する対価)」を自立のための「ツール」として非常に大切に考えています。
「お菓子・パン工房」「喫茶」「販売」の 3つの仕事を通じて、努力してお金を稼ぐことで、たくさんの夢を実現して欲しいと考えています。
お菓子・パン工房事業
お陰様を持ちまして、こうして作られたお菓子やパンは、近隣の企業様や団体様に定期的に納品させていただくなど、ご好評いただいております。
喫茶事業
お客様対応は、社会生活に必要な知識や能力を伸ばすための良い機会です。
笑顔や清潔感、オーダーの正確さ、報告・連絡・相談などが重要です。お客様に笑顔で帰っていただけるように接客することが楽しみの一つです。
お客様対応だけでなく、仕事や活動全般において、対人技能や基本的労働習慣も必要です。そのため、人と話すこと、聞くこと、協力すること、挨拶することなどを心がけています。
また、時間や約束を守ること、ルールを守ること、責任を持つことなどを大切にしています。
販売事業
また、地域イベントや催事などにも積極的に出店しており、喫茶設備の助成でご支援をいただいた「社会福祉法人 丸紅基金」さま本社にて行われた、基金設立40周年記念イベントに参加し、販売を行った実績もございます。
売り場に足を止めてくださるお客様へのお声がけ、言葉遣い、販売の対応など、利用者の方々が自ら直接お客様と接することで、仕事に対する責任感ややりがいを感じ、それが自らの社会的自立に繋がっていくと考えています。
受け入れまでの流れ
障がいを抱える方が、長く仕事に定着できるよう、さまざまなサポートをおこないます。