就労支援・就労定着支援

就労支援・就労定着支援

アスタ荏田の就労支援

  1. お菓子作りやカフェでの接客:仕事の楽しさややりがい、話をすることの大切さを学び、就労に必要な知識や能力を向上させる。一般就労を目指す方は就職活動を行います。
  2. 関係性作り:利用者やご家族との信頼関係を築き、就職活動や施設外実習を安心して取り組めるようにする。
  3. 障がいに対する理解と対処:得意なことや苦手なこと、調子を崩すきっかけやサイン、調子を崩さないための工夫や対処法などを把握し、訓練する。これらは就労後の予防に繋がり企業との連携に役立ちます。(※図表.1)
    図表.1 社会生活を送るうえで必要なこと(例)

    社会生活を送る上で健康的な生活習慣は土台となります。併せて、ストレスや問題に対処する方法を見つけることも重要です。人と話すこと、相談すること、支援やサービスも使用してみましょう。

    アスタ荏田
    障がい者の働く場所、就労訓練の場として、主に菓子製造・販売、カフェ業務を事業として提供し、社会参加ができるように支援する。就職活動も行う。

    グループホーム
    共同生活を行いながら、生活面や健康面での支援を提供する

    計画相談支援
    障がい者自身が抱える問題や課題に対して、専門家が支援する。

    地域活動ホーム
    余暇や相談を通じて、地域社会との交流を促進する。

    ヘルパー利用
    日常生活上の支援を提供する。

    成年後見人
    財産管理や日常生活上の支援を行う。

  4. 職種や企業の選択:「ご本人が就労後にどれだけの付加価値を創出できるか」を重視し、その方の特性や長所が生かされる職種や企業を選ぶことをお勧めします。ダイバーシティやインクルーシブ社会の実現に向けて、短期的(1~2年)・中期的(5~10年)・長期的(10年~)な支援を行っています。
  5. 工賃の意味:工賃を「自立のツール」として大切にし、平均収入4〜5万円以上を目指す方は就労しベースアップしていくよう勧めています。併せて安心センターや成年後見制度を利用することもおすすめします。(※図表.2)
    図表.2 工賃は自立のツールになります。あなたの実現したいことは何だろうか。
  6. 母校との連携:特別支援学校にもフォローしてもらい、心理的な安心感を得ています。また、卒業生は母校に販売に行くのが伝統になっています。

3つのお仕事(お菓子・パン工房、喫茶、販売)を通じて基礎を学び、その上で一般企業への就労を目指す方には、就職活動の準備や支援を行っています。
就職活動を行う際には、以下のような流れがあります。

  1. 就労準備
    ・目標の設定:一般企業で働くことを目指す場合、どのような職種や企業に就職したいかを考えます。
    ・自己分析:自分の強みや弱み、興味や適性、障がいの影響などを分析します。
    ・障がい理解:自分の障がいの特性や症状、対処法などを理解します。
    ・障がい受容と対策:自分の障がいを受け入れ、障がいによる困難や不利益を減らすための対策を考えます。
    ・働き方の検討:一般企業で働くことのメリットやデメリット、必要な条件や準備などを検討します。
  2. 職種・企業研究
    ・企業見学:自分に合った職種や企業を調べ、実際に見学します。
    ・企業実習(トライ利用):自分に合った職種や企業に短期間で実習します。
    ・企業とのマッチング:自分の希望や能力に応じて、企業とのマッチングを行います。
  3. 就職活動・就労
    ・履歴書・職務経歴書作成:自分の経歴や能力をアピールするための書類を作成します。
    ・面接練習:企業の面接に備えて、自己紹介や志望動機などの練習をします。
    ・就職:企業の採用試験に合格し、就職します。
  4. 雇用前・就労後の 定着支援
    ・職場定着支援:就労前に職場の環境やルールを確認し、就労後には生活面の支援や企業との連絡調整、キャリアアップ支援などを行います。
    ・その他支援:障がい者雇用の法的な義務や優遇措置、年金や手当などの制度の利用などに関する支援を行います。

就労定着支援とは

就労定着支援は、改正障がい者支援法に基づくサービスで、2018年4月から開始されました。

サービスの内容としては以下の通りです。

  1. 就労定着支援サービス:障がい者が就職後に生活面や就業面で困難に直面した場合、就労定着支援員(社会福祉士)が企業訪問や面談を通じて必要なサービスを提供するものです。
  2. 仕事面と生活面の支援:就労定着支援員は、勤務状況や困りごと、障がいに関する理解や配慮などを確認し、必要に応じて企業担当者との調整を行います。また、栄養管理や生活リズム、お金の管理、休日の過ごし方などを話し合います。
  3. 関係機関との連携:就労定着支援員は、関係機関と定期的に支援者会議を開催し、情報共有に努めます。ご家族とも勤務状況や職場での対人関係などを相談します。
  4. 記録と計画:就労定着支援員は、企業訪問・面談等で話し合った内容を就労定着支援記録表に記載します。また、面談内容やアセスメントを参考に就労定着支援計画を作成し、3ヶ月ごとに見直し、評価します。
  5. サービスの質の向上:就労定着支援サービスは、苦情処理解決システムを導入し、障がい者虐待防止法や障がい者差別解消法を遵守し、従業者の資質向上と利用者の権利利益の擁護を図ります。
  6. 利用期間:就労定着サービスは、最長で3年間利用できます。1年ごとに支給決定の更新が必要になります。
  7. 利用料:利用料は、収入の状況によって自己負担が異なります。自治体によって異なるため、お住まいの自治体にお問い合わせください。
  8. 申込方法:就労までに利用していた事業所で継続して就労定着支援を利用する場合も、改めて市区町村窓口で利用申込を行う必要があります。受給者証の申請が必要になります。
  9. 就労定着支援の効果:就労定着支援を利用した場合は、離職率が低下することが統計的に示されています(※図表.3)。尚、アスタ荏田の職場定着率は100%です。(2023年11月現在)
    図表.3 就職1年後の職場定着率
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アスタ荏田 事業所のご案内

ご来所いただいた方にお渡ししている、アスタ荏田の「就労継続支援B型事業所」としての活動内容をまとめたリーフレットのPDFです。
ぜひご覧ください。

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